孤独の輪廻を抜け出し、そして未来へ。守ってあげたい、この笑顔。最後の最後に心の底から本当の意味で笑っているばななちゃん、素晴らしい…。
それにしても、純那ちゃんがばななちゃんへの理解が本当に早いし彼女のことを分かってあげられてて凄いな…と。
そして最後には、ばななが何度も再演を繰り返したもののそれは決して無駄ではなかったと、次に進もうと励ましてあげたの本当に最高過ぎる…。
実力で言えば前回のキラめきを失った状態のひかり、今回の華恋なんかに負けるはずがないのですが、華恋と共に変わっていくみんなを見て、変わっていく今回の再演を魅力的に感じてしまったんですね。
結局のところばななちゃんって、自分自身も成長しようとする舞台少女だからこそ、このまま再演を続けていいのか心の奥底では迷いがあったと。
だから少しずつ変化を求めてしまっていて、7話でひかりを自分のものにしようと目論んでいたのも、その変化を求めていたからでしょう。なんで再演をしようとしているのにひかりを取り込もうとしているの?って意外に思いましたが、今回の話を見て納得できました。
そんな迷いを持ち続けながら、1人孤独にループし続けていたばななを本当の意味で救ってあげられるのは純那ちゃんしかいないと思っていましたが、この展開はパーフェクトでした…。
ひとりぼっちの子を見つけてくれるのが純那ちゃんなんですよ…。てっきり純那vsばななのレヴューで純那がしばき倒して、みたいなものを想像していたんですよね。
それが、ばななが今まで行ってきたことを全て自白し、最初は困惑したもののそれをまた受け止めて寄り添ってくれた純那ちゃん優しい…。
それにしても、ばななちゃんって過去回想から察するにまともな演劇経験はなかったのにこの学校に受かったってことなんですよね。
身長が誰よりも高いことから恵まれた体格や才能の持ち主ではないのかな?ということは薄々感じていましたが、その才能で合格を勝ち取っていたのだから凄い…。
さて今後気になる展開ではありますが、戯曲「スタァライト」の全貌が少しずつ明らかになってきました。
そこで引っかかるのが、華恋とひかりがイギリス(英語版)のスタァライトを読んでいた時。
華恋【親友のためなら危険を顧みず奇跡を起こそうとするフローラの勇気】ひかり【記憶をなくしても親友との約束だけは忘れなかったクレールの強さ】現実の世界のこの2人にも当てはまっていく内容なのかなって…。
ひかりはイギリスでのオーディションに敗れても華恋との約束はかろうじて忘れはしなかった。
華恋もまた親友のためなら危険を顧みずオーディションに乱入しました。
戯曲「スタァライト」ではバッドエンドでフローラが居なくなってしまうような内容ですが、華恋が今後もしや…?
第1話の東京タワーから落ちる演出、「スタァライト」と繋がっていたりするのでしょうか。
引用元:
https://www.reddit.com/r/anime/comments/9e466k/shoujokageki_revue_starlight_episode_9_discussion/
ばなな「あの1年がもっと楽しく、もっと仲良くなれるように、って。再演のたびに少しずつ台詞を弄ったり演出を加えたりした」ばなな回ではあったけど、残念ながらオーディションの上位に残っているのは華恋ひかり真矢クロか…。
今回の話は前半部分から後半にかけての流れが良かったと思う。
ばななの望んでいることが完全に間違っているということが示されていって、彼女自身も手放さざるを得なくなった。
クラスメイトのみんなが成長していって、前回の「スタァライト」よりも更にいいものにしようと努力していた。
ばなな自身変わろうとしていたことに直接は気付いてなかったけど、再演の度により良い「スタァライト」にしようと動いていたことが、明確に示されてたのも良かったね。そしてなんと言ってもEDのデュエットだよ!
純那とばななのデュエットのサウンドアルバムに期待大だね!
ばななに寄り添ってあげたのがレヴュー中での華恋ではなく、純那で本当に嬉しいよ。
何度も繰り返した過去のことを活かして、これからの未来をより良くしていこうっていう励まし方が素晴らしかったよね。
クロディーヌはどんな時にでも自分の全力を出してるんだなって。
それだけに彼女にスポットライトが当たる時があればいいんだけど…。
↑悲しいことに、クロディーヌはオーディションではもう蚊帳の外になってしまってるんだよなあ。
既に真矢、ひかり、華恋と戦ってしまっているから、順位を上げるための対戦相手が誰も残ってない。
↑でも再戦とかありそうじゃないかな。
上位4人で戦ってない組み合わせってひかりvs華恋とひかりvs真矢しかないよ。
↑それなんだけど、
クロディーヌ&真矢 vs 華恋&ひかり っていう2人でのレヴューになりそうな気がするんだ。
華恋はひかりと一緒にスタァライトをしたいとずっと言っているのだから、これまでの常識を打ち破って勝ちそうな気がするなーって。
なんて素晴らしい話だったんだ。
このストーリーの背景がまた大好きだ。
ばななの感情は壊れてしまっていたから、華恋とのレヴューはあっという間に終了してしまったんだね。
そこで純那がばななを慰めてあげるんだけど、ここに至るまでの背景が本当に良い…。スタァライトのマンガ版があるんだけど、それはこのアニメにおける前日談みたいなものなんだよね。
そこで描かれてた1エピソードでは、純那とばななとクラス委員長になるための選挙があったんだ。
それを決める上で、99期生が子供達に舞台の楽しさを教える勝負をしていたんだ。
どちらかと言うと、ばなな方が子供達の心を掴んでいたんだけど、純那は一人ぼっちでいる子供を見つけて、今回の話のようにその子供に寄り添ってあげたんだよね。
結果的に、ばななは
「私も昔は1人だったから」と言って純那の方を推薦する形になったんだよね。
そしてこの今回の話だよ。
この作品は本当に俺を楽しませてくれる。
↑だよな、マンガの前日談からのこの流れは最高過ぎる。
中学時代にばななの所属する部活から皆が離れていくシーンは悲しかった。それだけに、ばなながあれほどスタァライトの再演に拘るのかよくわかったよね。みんなと一緒にいられる時間が楽しかったからだ。

クロディーヌと双葉、真矢と香子、この2人の関係がまだいい感じに続いてるのは良いものが見れたな。
ばななの独白で、ひかりがこの世界線に干渉していると思ってたけど、実のところは華恋ちゃんが変わっているからだと気付いたところがなるほどなと思ったよ。これまでの話の流れから考えるにとても自然な流れだよね。
普通キャラクターがこういう風に考えが行きつく時って、なんでその結論にいくの?って思うことが多いんだけど、しっかりしたプロセス、段階を踏んでるからこの作品は良く出来てるよね。
↑その独白のシーンからの華恋の「アタシ再生産」からレヴューへと移っていく流れもよく出来てたわ。丁寧に説明されてるからこそばななに対しても感情移入しやすかったよね。ホントよく出来た作品。

レヴューシーンは期待してたよりは短かったけど、じゅんななのシーンが最高過ぎた。
第7話から続いたばなな関連の話をこのように簡潔させて大満足だよ。
そして驚くことに次でオーディション最終日だし、あと3話でどういう風にまとめてくれるのか興味深いね。
↑ばなな関連のこの結末には俺も満足かな。
唯一不満があるとすれば、真矢を何度も打ち負かしてたあのばななが華恋に一瞬で負けてしまったこと。ひかりに負けたのは、ひかり自身が元々の輝きをレヴュー中に取り戻したからまだわかるんだけどね。
これは他の人の感想なんだけど、
今回のループではひかりが現れたのは華恋のみならず他の子達にも刺激を与えていることになってるのがまた面白いよね。双葉はクロディーヌと、香子は真矢とトレーニングを積み、まひるは華恋へさほど依存しなくなった、このようにばななが続けていたループから見たら成長しているんだよね。
一方で、ばななは成長していくことを拒んでいる唯一のキャラクターであり、華恋とのレヴューの最中にはそのメンタル部分が仇となってしまったようだね。
最終的な結末には満足だけど、そこに行きつく過程は少し不満。
ばななをあれほどラスボス感たっぷりに見せておいて、すぐ2人にレヴューで負けてしまうんだなんて。
華恋とのレヴューがもう少し時間をかけて負けたとかならまだ納得は出来たんだけど。
↑華恋がばななを倒すことが出来たのはばななが自分の力を発揮できていなかったからだろうね。
ばななは怒っていて、怖かったし、そして攻撃的だった。vsひかりの時とは大違いだったよ。
ひかりと戦っている時は二刀流の細い方の剣をすぐに抜かなかったりと冷静だったのに、華恋相手には自分からどんどん攻めていってた。これ以上負けるとループが出来なくなるからとプレッシャーがあったからだろうね。ループが出来なくなるということは、ばななにとっては非常に怯えたくなることだろうし。
その冷静さを失っていたばななは華恋にいとも簡単に負けてしまった、と。
実際、ばななは非常に強いんだけど結局それって他の時間軸の話なんだよね。
今回の時間軸では他の子達が成長していってる上に、一方のばななは成長することをやめていた。その変化の差だろうね。
今後の話だけど、ばななは別にラスボスではないんだよね。本当の敵はこのシステムであり、ばななは本当に温かい子だったんだよ。
吹っ切れたばななはこれまで以上に強くなるだろうね。↑ばななの精神状態がベストでなかったことは勿論だけど…以前にこの華恋と戦ったことがないのもあるんじゃないかな。
華恋はこれまでのオーディションの中では最も弱い存在で、ばななの中では油断してただろうし。
だんだんと演劇の「スタァライト」の全容が明らかになってきたけど、このアニメの展開自体と奇妙に似ているんだよね。久しぶりに再会した2人の友人(クレールとフローラ/華恋とひかり)が居て、そのうちの1人は記憶を失っていた(ひかりが自分の情熱とキラめきを失ったことに似ている)。
彼女たちは星を掴みに行こうとしていて(トップスタァになることを願っていて)、囚われの女神と戦うことになる(ばななのループによって閉じ込めた女の子達と戦う)。
イメージ図ではあるけど、第1話で華恋が東京タワーから落ちていったのも、華恋とひかりの舞台が悲劇に陥ることを暗に示しているのだろうか?
それとも同じことは繰り返さないという想いから、違う結末が待っているのだろうか?
↑東京タワーから落ちたのは絶対に何か意味はあるんだろうけど、それが何なのかわからないよな…。
レヴューが一瞬で終わってしまったのは仕方ないとはいえ、ばななが純那ちゃんによって救われて嬉しいよ。
話の前半では他の子達が無意識にばななちゃんを傷つけてたシーンはちょっと可哀そうだったな…。
純那はまさにセラピストだよ。
この作品の着地点はどこに落ち着くんだろうね。オーディションはあと1日だけだけど、真矢とクロディーヌはまだ個別回がない上に、華恋とひかりはこのオーディションそのもののシステムを倒す方法を見つけないといけないんだし。
オーディション最終日には一気に4人という図もありそう。残り少ない話も素晴らしい話になるといいね。
これはまだ放送中の作品ではあるけれど、今確かに言えるのはこの作品の音楽は最高だってこと。
キネマシトラスはなんて作品を作ってくれたんだ、これだからアニメオリジナル作品は見たくなるんだよね。
クリエイターが情熱を持って、魂こめて表現をしているのがこの制作会社のいいところだよ。
というわけで以上です。
7~9話にかかったばななへの掘り下げも外国人さん達も概ね大満足みたいですね。
それと同時に、「スタァライト」の結末とこのアニメそのものの結末が似たものになるのではないのかと懸念されてる方もいらっしゃいました。
因みに第10話のあらすじが既に上がっているのですが、「キリンが提示した意外な形のレヴューとは。」って書いてあるんですよね。
マジで2vs2のレヴューとかあるのだろうか…。次回が楽しみです。
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