見つけたよ、私たちの星を
見つけたね、私たちの運命素晴らしい幕切れ、わかります…。
星摘みと星罪。
罪の意識に囚われていたひかりに対し、華恋ちゃんが言ったことは「奪っていいよ」と。
悲劇に終わる悲しい物語を、別の話もあったのではないのかと疑問を投げかけハッピーエンドまで持っていった華恋ちゃんの主人公力がまた素晴らしい…。
ポジションゼロで手を握り合ってるシーンとかもう悶えてて「あああああああああああああああああ!!」ってなってましたよ、ええ。
そして第100回目のスタァライトの結末もまた変わっていました。
ひかりが持ち帰ったこの結末を取り入れたのか、2人は結ばれず終わる悲劇の物語だったスタァライトは、結ばれる結末へと変わっていました。
そして、ばななちゃんが演じてた役柄についても興味深いですね。よくぞ真実にたどり着いたと劇中で言っていましたが、何度もループを繰り返し"見守っていた"彼女には適役だったのでしょう。
また衣装についても99回のものをモチーフにしていたり。9話では悲劇の物語を良しとしていなかったことに対して、この結末。
この結末にはばななちゃんも心底喜んでいて、99回目の公演とはまた違った感動を味わっているのかもしれませんね。…もしかすると、ばななちゃんもこの脚本に関わっていたのかも?
キリンが「あなた」、すなわち我々視聴者に語り掛ける流れになるとは思わなかった…。
キリンは一体何者なのか、黒幕なのか何なのか素上はわかりかねましたが、彼はただ舞台上でキラめく舞台少女を見たい、その私利私欲にまみれた存在だった、ということでしょうか。
そういえばこの作品、舞台を観に行った時にも言われていたことをふと思い出したのですが、
我々観客は「舞台創造科」であり、舞台を造り上げている一員であると言われていましたね。
舞台は演者だけではなく観客も居なくては成り立たない、そのことをキリンは教えてくれたのでしょう。
舞台とアニメの二層展開式、それをテーマにもしていたこの作品に相応しいメタ要素があって良かったです。
鍋を囲んでいる時の雰囲気が、華恋とひかりはもう居ない者感が出てたり、正直謎なところは多い…というよりは考察すべきところが多いという言い方が正しいでしょうか。
そんな部分がまだまだありますが、私自身の感想は一旦これまでにしておきます。もしかすると12話をまとめた感想記事なんかも投稿するかもしれませんのでその時はどうぞ観て頂ければ。
引用元:
https://www.reddit.com/r/anime/comments/9jw3kz/shoujokageki_revue_starlight_episode_12/
https://myanimelist.net/forum/?topicid=1742400
第1話
キリン「わかります」
俺「いやわからねえよお前は何をわかってるんだ」
第7話
キリン「わかります」
俺「お前だけはな」
第10話
キリン「わかります」
俺「お前は何もわかってねえよバカ」
第12話
キリン「わかります」
俺「わかります」
冗談はさておき、キリンが観客と同じ立場として現れたことによって、
この作品はショーを提供する者と期待している観客がいてこそ成り立っているものなのだと描かれたわけだね。このアニメは型にハマることがなく、展開の予想がつかないし後半になれば"傑作"であることに驚かされたよ。
スタァだけではなく、ビジュアル、オーディオ、脚本が全てしっかりしていなければステージは成り立たないし、"予測のつかないステージ"を見て満足することも出来ない。
レヴュースタァライトでは東京タワーを一種のショーケース、ステージとしていたのかな。
これらの通り、この作品は俺を固定観念から外させてくれて、そして特別な気分にさせてくれた、そんな素晴らしい作品だったよ。
↑俺もこの意見に同意だわ。
最終的にレヴュースタァライトは、ただ面白い作品ということだけではなく、視聴者に対してビジュアル面でも音楽面でも素晴らしいものを提供し、最終話では視聴者目線の作品であることで納得させた。
これは作り手がショーマンシップの概念を理解しているということだし、メッセージ性も強い作品だった。
パフォーマーであることの苦悩、業界内での競争に関する描写も確かに興味深かったし、それらだけに捉われることはなく、これに付随して沢山のことを描いてた。
この作品における全ての事柄がうまくアニメーション化されており、自分の理想を貫いていく個々のキャラクターも好きになれた。本当に高いレベルの作品だったなって思うよ。
「私にとって舞台はひかりちゃん。ひかりちゃんが居ないと私の舞台は始まらないの。ひかりちゃんが居なくちゃダメなの。だからひかりちゃんを私に…全部ちょうだい!」華恋の言うとおりだよ。どうしてひかりちゃんは悲惨な結末をそのまま受け入れようとするのか?
華恋がスタァライトの脚本の違いに気づいた時には、ひかりとの約束は果たせていなかった、わかります。
なんて美しくロマンチックな再会で、この2人はお互いが居なくちゃダメで、2人のスタァが巡り合う流れも完璧だった。
2人がポジションゼロで手を握り合っている瞬間、あそこがたまらなく最高の瞬間だったよ。
全体を通してファンタスティックなショーだったよ。舞台少女、歌、その全てが大好きだった。
このアニメが終わってしまうだなんて信じられない、寂しいなあ。
人でいっぱいの劇場で座っている時に、長い首があったらステージがよく見えるしなんて素晴らしいだなんて思ったことがあるだろう?
Wakarimasu.
↑"I understand"

第1話で舞台少女に変身するシーンがクールだったのを思い出すなあ。
あれって華恋だけのものだったんかーいってなったけどw
でも今ならそれがなぜなのか分かるなあ。
華恋は舞台に立って生まれ変わるんだ。負けてもなお、また舞台へと戻ってくる。
ばななは輪廻の中に閉じこもってみんなを守りたかった。
ひかりは罪を背負ってみんなを守ろうとした。
華恋はその想いを背負って、舞台上で進化した。素晴らしいね。
俺はあまり予想とかは立てないんだけど、この作品においては予想していたんだよね。
でも今回たまたま予想していて、それが当たった。
(※当時翻訳はしていませんでしたが、第8話にてそんなコメントをしていたそうです)俺はお互いにキラめきを与え合うことが最適解なんじゃないのかと予想していたんだ。
また、キラめきは再生可能な資源あるとも予想していた。
キリンはあくまでも観客であることが明らかになり、キラめきを生産する力はないけれど究極の傍観者だよね。
キリンが突然第4の壁を壊して俺たちに語り掛けてきたところはマジで鳥肌立ったわ。(※第4の壁とは:簡単に言えば、演者&舞台側、観客というのは第4の壁に遮られています。ステージ後方・上手・下手の3つの壁と、正面というのが第4の壁。短文で説明するとややこしいので詳しくはググってもらえると分かりやすいと思います)↑このシーンと、第7話ラストでのばななの振り向いてくるシーン、この作品におけるゾワッと来るシーントップ2だわ。
第4の壁を壊しているキリンはクールでエキサイティングだったね。
正直この作品は2クールでやっても良かったと思うけどなあ。ばなな関連のひねりはたった2話で"解決"する必要があったから、掘り下げのやや物足りなさはあった。
ばななは何度も繰り返していたといったけど、ばななが割と簡単に受け入れることになったなあって。
それに、個々のキャラクターの個別回。勿論どのキャラクターも大事なんだけど、全体のストーリーを通してみればさほど重要ではない回もあったかなって。
この作品が俺に何を感じさせてくれたか、なんというか思い出せないんだ。
作品全体は舞台を大きなメタファーとしている。
血、汗、涙、情熱、才能。一瞬で燃え尽きる輝き、そしてキラめき。
これらが合わさって瞬間的に輝いてたとしても同じ舞台を再現することは二度とは出来ない。
でも再演という形で続けることは出来る。
それは以前に行った舞台のコピーではなく、輝かしい瞬間やその思い出によって作られる新しい舞台。
現代には何百もの劇場があり、例えばシェイクスピアの作品を観客は完全に知っていたとしても独創的且つ新鮮な内容へと造り上げることが出来る。
だから、ビデオ録画されていた作品を我々はまだ観ているということで、その作品「生きている」といった意味があるのだと思う。
ステージは生き続けるわけだね。
わかります。↑いいね、俺が言いたいことを全部言ってくれた。特にばなな関連のことだよね。
努力の結晶における舞台というのは美しい。これは当たり前のこと。
それをばななは何度も続けようとした。これの恐ろしいところは、第100回目以降の公演が第99回の公演をの輝きを超えることは決してないと思っていたこと。
勿論、それに至るばななの背景のこともしっかり描かれていた。
全てが全て同じ舞台を再演できるわけじゃない。その時に感じた情熱を比較することは出来ない。
全ての舞台は、それぞれが特別なんだってことだよね。

この作品のストーリーを紐解くにはもっと時間が必要だったかなあ。
最初は単なるアイドルショーみたいなものになるのかなと思ったけど、良い意味で期待を裏切ってくれたよ。
まさに、「誰も予測の出来ない舞台」だったね!ストーリーの方向性、音楽、作画、演技、どれも素晴らしかった。
キリンはあの運命のステージを心の底から楽しんでいたんだろうね。
観客は舞台に必要不可欠であり、キリンは悪意を持ったわけではないけれど、舞台上で力を解放する舞台少女たちの姿を見る力を持っていたってことか。
この作品で少しだけで舞台というものを学べた気がするなあ。
なんてこった、つまり俺たちがキリンだったってことか。↑お前はようやくwakarimasuになってくれたのか。
なんとまあ…素晴らしい作品だこと。
宝塚要素であったり、レビュー要素であったり、キャラの成長といいどれも良かった。
最終話にて、キリンが俺たち観客と同じだったってを示したことには非常に大きい意味があったね。
舞台の観客というのは演者と同等に重要な存在であり、そのためにレヴューを続けていた。素晴らしいショーだったね。
仕事中じゃなければもっと長文の感想を書くのに。
つまり俺たちは傍観者でありキリンと全く同じ。
少女たちが舞台で輝くその瞬間を探しているに過ぎないオブザーバーだったわけだ。こういった結末を迎えたことは本当に満足しているよ。
ひかりは決まったように永遠とタワーを建てては壊されてを繰り返していたところに、華恋がひかりを取り返そうとしていたのは本当に美しかったし涙が出ちゃったよ。
この2人はまさしくクレールとフローラではあったんだけど、「スタァライト」の結末を変えようと模索しているところが良かった。
華恋とひかりの2人がハッピーエンディングを迎えることは薄々分かってはいたけど、ここに至るまでの流れが実に良かった。
今年1番の作品だね。正直始まった当初はそこまで期待はしてなかったんだけど、ここまでになるとはね。これほど最初から最後まで素晴らしいショーはなかなかないぞ。
この作品における視覚要素はいつもゴージャスだったけど、最終話はまた別次元のレベルだったね。
ここまでハイレベルなものだったなんて本当に驚きだよ。
もっと良い終わり方をしているアニメは沢山あるんだろうけど、レヴュースタァライトはこの終わり方が完璧なんだと感じたかな。

あのキリンが感動している時、あいつは陽気であり意外といいヤツなんだなって思ったよ。
キリンが第4の壁を壊してきたのには驚いたね。
この作品全体を通して、素晴らしいものだったよ。
今年1番のお気に入りの作品かな。毎週楽しませてもらったし。
キネマシトラスの皆さん、このプロジェクトに参加した皆さんに本当に感謝。
だから舞台少女たちは幸せな結末を迎えるのです、私たち(観客)が舞台を観続けている限り。そんなお話だったのかな?素晴らしいね。
以上になります。
最終話の翻訳記事が遅れてすみませんでした、リアルの方が夏休みが終わり大学始まってバタバタしておりました(震え声)
外国人さんもこの独特の雰囲気のアニメを楽しんでいらっしゃる印象でしたね。
深い考察とか私も見てて「おー」ってなってましたからw
余談ではありますが、突発的に久々に翻訳記事を1作品書きましたが、5~6年前はよくもこれを毎日続けてたなあと思います()
これまで記事を読んで下さった読者の方々へ感謝を。
またの機会にお会いしましょう!
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